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作品紹介


山口きらら博 植物の家新築工事

(パビリオン名) びっくりわらわらハウス・・・やまぐちゾーンいきいきエコパーク会場内

このパビリオンは博覧会施設としては、国内外で最初の手作りストローベイル建築です。
ストローベイル建築とは、麦わら等を厚さ45cmのブロック状にしたストローベイルという壁材の上にシックイ・土などを塗って
防火・耐久性を高めた建築です。ストローベイル建築は19世紀の中頃に、米国で手作りで作られ始めた地球にやさしいエコロジカル建築です。厚いストローベイルの壁は断熱効果が高いので、夏暑く、冬寒い、半乾燥地域で最も適しているそうです
。この度はストローベイル建築を研究されている日本大学の糸長助教授(現教授)に設計段階から建設段階に至るまで指導していただき、多くの山口県民の方が壁積みや土塗りなどの手作りワークショップに参加して、無事完成することができました。建築学を学んでいる山口大学、山口情報ビジネス専門学校、日本大学の学生も参加して楽しんでいました。

外観 外観
植物の家1
外壁のストローベイルには白い漆喰を塗っています。ゆるやかな曲線はこの会場近くにある瀬戸内海の波をイメージしています。
屋根には山口県産の杉皮を葺いています。杉皮の上には台風などで飛ばされないように河原で拾った石を置いています。

植物の家2
アプローチ部分の上部には、このパビリオンが植物をテーマにしている事もあり、山口県産の間伐材で作ったパーゴラにひょうたんを這わしています。



外観 パーゴラ側外観
植物の家3


植物の家4



外観 パーゴラ内部
植物の家5
パビリオン内部から見える瀬戸内海の風景を借景として切り取る様に小さな開口部を設けています。

植物の家6


外観 パビリオン内部
植物の家7
パビリオンの周辺には近年エコロジカルな壁紙として使われているケナフの畑を配しています。





植物の家8
内部の壁には土塗りの仕上をし、ところどころには窪みを作って、竹細工などの展示物を置いています。





植物の家9

<設計するにあたり特に考慮したこと>

 このパビリオンは水、土、植物、風力、太陽エネルギーなどのエコロジカルなものをテーマにしたパビリオン群の中にあり、植物をテーマにした展示をする施設なので、植物との一体感を持てる様に考慮しています。


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